【第2回】駐車場とせいぎょばん~上野モータープール~

公開記事

皆さんこんにちは!「突撃!となりの制御盤」略して「となせい」、第二回目の取材が実現しました!

登場人物 ※はじめての方ははじめにをご覧ください!
おしん(西坂夏代)
ネットワークエンジニアから制御盤屋に転職したての制御盤ビギナー。
よっちゃん(西坂義時)
制御盤の設計/製作をして約10年。他に建築・内装・地盤調査、様々な仕事経験あり。

取材にご協力いただけたのは、大阪市中央区日本橋、黒門市場の近くにある上野モータープールさん!

今回の取材は、ビルオーナーである上野さんと、取材の立ち合いを引き受けて下さった、ビル管理部の溝端さんのおかげで実現しました。

おしん
おしん

溝端さん、よろしくお願いします!

溝端さん
溝端さん

お願いしますー!

同じオーナーさんが所有する上野ビルが、上野モータープールの向かいにあるのですが、アーティスティックな壁画が描かれていて、とても面白いビルになっています!

地下1Fには、 教育や文化に力を入れた各種イベントを開催する黒門カルチャーファクトリーという、バー&ライブスペースがあります。そしてこのスペースのオーナーが、今回取材に立ち会って頂けた、溝端さんなのです!

階段を下りて奥へ行くと黒門カルチャーファクトリーがあります

日本の教育を面白くすること」を使命に、手段にとらわれず幅広く活動していらっしゃる溝端さんだからこそ、初めてお会いした日に「制御盤見せてください!」という私の無茶なお願いを聞き入れて下さったのもうなずける気がします。

ではでは、そんな溝端さんと一緒に、さっそく見学させて頂きます!

今日の機械はなんでしょう?

今日の主役は、車用リフト(エレベーター)です!

リフトの中は、車1台が入れるスペースになっています(特別に許可を頂いて立ち入っています)。

無機質さが引き立つ、すごくワクワクする空間です

1Fと2Fがモータープールとなっており、このリフトで車を2Fへ上げて、駐車しています。

よっちゃん
よっちゃん

ということで、今回主に制御するべきものは、この2つですね。

  • リフトの入り口のシャッターを開けるモーター
  • リフトそのものを上下させる油圧シリンダ

ではでは、制御盤を見てみましょう!

機械室へ、お邪魔します!

おしん
おしん

何か見たことのない機械があります!!!!

まず、制御盤があります。今回はランプなどはなく、さっぱりすっきりした扉ですね。

そして隣に、油圧ユニット、オイルクーラーが設置されています。

おしん
おしん

この機械たちは、何をしているんでしょうか?

よっちゃん
よっちゃん

車のリフトを動かす油圧シリンダに、油圧ユニットのモーター(ポンプ)がオイルを送り込むことで、シリンダがどんどん伸びて、リフトが持ち上がる、という仕組みです。

おしん
おしん

ではでは、オイルクーラーは?

っちゃん
っちゃん

例えば天ぷら油って、常温だとドロドロしていますが、加熱するとサラサラになりますよね。

オイルは温度によって粘り気が大きく変わり、サラサラになってしまうと、オイルらしい仕事をしてくれなくて機械がちゃんと動かなくなるので、オイルクーラーがオイルを冷ます仕事をしています。

ではでは、制御盤の中も少し覗いてみます!

外から来る線を繋ぎこむ、端子台がたくさんあります。

制御盤屋さんや機械屋さんは、この端子台のことを、TB(Terminal Block=端子ブロック)と呼びます。1列目はTB1、2列目はTB2‥という風に名前をつけます。

「TB1の〇〇端子が…」と言えたら、あなたもツウかも!?

制御盤がやっていること

先ほど紹介した油圧ユニットや、シャッターを開け閉めするモーター、そして、各種操作ボタンとやりとりするための線を端子台につなぎ合わせることで、制御盤とやり取りをして、1つのシステムとして動作することができます。

このリフトを操作するための操作ボタンは、リフトの中・外の両方にありました。

制御盤と各機械や操作ボタン、そしてリフトは、すごく簡単に書くと、こんなやり取りを毎日しています。

よっちゃん
よっちゃん

実際には、安全のために、もっと複雑なプログラムで動いています。

安全のための仕組み(1)

例えば、出入り口にあるセンサ

よく、機械式駐車場などで車が枠内に収まっていないと、「ブーーー」とブザーが鳴って、操作ができないようになっていますよね。このようなセンサが入り口の両側についていて、そこを遮ると、センサが反応しています。

センサから信号を受け取って、ブザーに鳴らす指示を送るのもまた、制御盤のお仕事のひとつです。

安全のための仕組み(2)

現物は確認できていませんが、1Fの位置でリフトが止めるために、リフトの位置を検知するセンサが設置されていると思います。

よっちゃん
よっちゃん

もし、そのセンサが物理的に壊れていたり、信号を送る電線が切れていたら、どうなると思う?

おしん
おしん

センサで検知できず、リフトが行き過ぎてしまいます・・・!

そのために、通常とまってほしい位置のセンサとは別に、何らかの不具合で行き過ぎてしまった場合も止められるよう、オーバーラン用のセンサを二重に設けることで、誤作動を防いでいます。

イメージ図。

おわりに

1000kg以上ある車を運ぶため、 様々な機械を組み合わせて、リフトが作られていることが分かりました。油圧ユニットオイルクーラーといった部品を見るのが初めてだったので、私もとても勉強になりました。

オーナーの上野さん、そして立ち合い頂いた溝端さん、本当にありがとうございました!

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さいごに、上野ビルの黒門カルチャーファクトリーさんの情報・アクセス方法などを紹介しておきます!

黒門カルチャーファクトリー

HP http://kuromon-cf.com/
Twitter https://twitter.com/kuromoninfo
FaceBook https://www.facebook.com/kuromon.cf/

〒542-0073 大阪府大阪市中央区日本橋2丁目1
大坂メトロ/近鉄 日本橋駅8番出口より、徒歩3分

あとがき

帰りに、上野ビルのすぐ近所にある黒門市場へ立ち寄りました。平日にも関わらず、訪日観光客でとても賑わっていました。巨大なタラバガニなんかもあって、焼きガニにしてかぶりつきたいなあ…と思いながら、お財布と相談して、八十島さんで、「大坂巻」という太巻きを購入しました。具だくさんで食べ応え抜群でした!黒門市場にも、一度ゆっくり来てみたいですね。

制御盤屋さんからのお願いです

本記事は、取材先に許可を得て、撮影・入室しております。制御盤に限らず、電気部品が収められたボックスは、管理者以外は勝手に開けないでください。稼働中の制御盤は電気が通っており、ボックス内の部品に安易に触れると感電の恐れがあり大変危険です。

制御盤を見せてくださる方を募集しています
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